丸安茶業が廃棄されてしまうお茶と放棄茶畑をなんとかできないかと思い、金沢星稜大学岸本ゼミナールと生産者支援を行うキビィズにお声がけして実現しました。
ぜひ、クレヨンで描く時間。一杯のお茶を淹れる上質な時間を堪能していただければと思います。
背景
弊社150周年の記念の一環として、放置茶畑や、製茶の過程で生じる商品価値のない廃棄茶葉のを材料とした現代版茶色クレヨン「お茶クレヨン」を制作します。
学生ならではの柔軟な発想と事業者によるコラボです。
滋賀県は茶の名産地であり、特に土山・朝宮は銘茶の里ですが、全国的にはほとんど知られていないのでそのPR活動の一助になって欲しいと思っています。
被写体はなんでもあり!最近絵を描きましたか?
色はわずか5色。でもその可能性は無限大です。あなたは何を描きますか?
「色」も「色名」も茶葉そのままに。
茶師8段 前野安治氏が作り出した「五色の お茶いろ」には使用した茶葉の産地と茶種を名前にしました。
土山/朝宮 ほうじ茶:滋賀県の茶葉はほうじ茶としても非常に人気があります。それは葉が肉厚で焙煎したときにアミノ酸が熱で分解されることによる香りの複雑さにあります。
朝宮 煎茶:日本最古の産地と言われる朝宮は全国でも珍しい覆いを一切しない純煎茶という産地。そのため水色も黄色味のある昔ながらの煎茶色です。
土山 かぶせ茶:茶畑に覆いをかぶせることで甘みを出す栽培方法で、グリーンの鮮やかな色味が特徴的です。
土山 玉露:茶畑に覆いを20日間以上してつくるため非常に手間がかかるが旨味や甘味が強く、濃いグリーンが特徴的です。
土山 抹茶:滋賀県産の抹茶は非常に少なく希少。深みのある濃い緑が特徴的です。
色を塗る。お茶を淹れる。上質な時間でマインドフルネス。
クレヨンで絵を描く時間。お茶を一杯淹れる時間を大切にすることで上質な時間を過ごすことができます。
何を描くか。上手か下手かなんて関係ありません。不思議と5色という制限された色味ですが味わい深いものが出来上がったりします。
上質な時間は現代社会において非常に大切な時間のひとつです。コロナ禍でメンタルにおいては思っている以上にダメージを負っているものです。しっかりとマインドフルネスしましょう。
SNSにアップしてみてもいいかも!当店はいいねを絶対押しに行きますよ。
#お茶クレヨン
お茶クレヨンに合わせるお茶を作る茶師 前野安治氏
滋賀県は日本茶発祥の地と言われるほど歴史の古い茶処ですが全国的には小さな産地です。(13番目か14番目)
選んだお茶は「煎茶」「茎ほうじ茶」「頓宮和紅茶」どれもティーバッグに。
左から煎茶、茎ほうじ茶、頓宮和紅茶
※セット販売のお茶は売り切れました
このままでは日本茶は無くなってしまう。日本茶を取り巻く深刻な問題
国内での茶葉の生産量も年々減少し多くの生産農家が廃業に追い込まれ、各地の産地では生産者がいないまま置き去りにされた放棄茶畑が増加し深刻な問題となっています。
このままでは日本茶そのものがなくなってしまう
飲み手の減少と作り手の減少、一度荒れた茶畑はすぐには元には戻せないことからも大げさではなく日本文化の消滅にもつながりかねません。こうした、日本茶の現状を知ってもらい世界中で問題となっている食品廃棄物の問題にも目を向けて原料の茶葉は、廃農茶畑の「放棄茶葉」や、製茶の段階で生じる商品価値がなく廃棄されている「廃棄茶葉」を使用することにしました。
実行者の紹介
茶師◆卸製茶業五代目 丸安茶業株式会社 茶師 前野安治
毎創業1872年。滋賀県における産地問屋として日本全国のお茶専門店様をはじめ食品会社様へお茶を販売させていただいております。昨今のお茶を取り巻く環境は非常に厳しいものとなってきております。持続可能な事業としてお茶の活用の一助になればと思います。
生産者◆伝統技法の継承支援 株式会社キビィズ
東日本震災を契機に同社設立。「継承すべきものを守る」ことをテーマに ものづくりとそれに携わるひとや技術の継承支援を開始。 今回、丸安茶業さんの150年をたどりながら、この先の10年の厳しさと大切さを改めて実感しました。荒廃した茶畑のように生産農家やお茶の歴史そのものが海外に流出してしまわないよう、いまやるべきことを考えるいい機会になりました。
学生◆金沢星稜大学岸本ゼミ(マーケティング専攻)ゼミ生の皆さん
私たち金沢星稜大学岸本ゼミでは、キビィズさんと進める授業の一環として今年150周年を迎える丸安茶業さんを取り上げたのがきっかけで実際の製造現場や、茶畑を視察していくうちに自分たちが得た知識や、感動、感じた課題などをもっと知ってもらいたい、もっと伝えたい、起こっている問題をなんとかしたいという気持ちを抱くようになり今回、廃棄茶葉を使ったクレヨン制作という発案になりました。
FAQ
Q.クレヨンは食べられますか?食器などに使ってもよいですか?
A.食品ではありませんので食べることはできません。食品が触れる食器などへの使用もお控えください。
Q.規格外品のお茶とはどういうものですか?
A.抹茶やほうじ茶パウダーを製造するときにできる少し荒い部分や色味、味が当店の基準に達していない規格外品となります。
Q.どうしてクレヨンを作ろうと考えたのですか?
A.学生さんからのアイデアですが、廃棄茶葉に新しい価値を見いだすことで放棄茶畑とお茶を飲まなくなってしまった問題に目を向けて欲しいと考えました。
Q.クレヨンは大人でも使えますか?
A.もちろんです!むしろ大人のために作ったといっても過言ではありません。本当の意味での「お茶色」をぜひ持っていて欲しいと思いました。
Q.子供が使っても大丈夫ですか?
A.もちろん大丈夫です!安全基準をしっかり満たしております。
Q.すべてのクレヨンにお茶が入っているのですか?
A.はい。すべてのクレヨンにお茶が使われています。それぞれ色名が茶名と重なりお茶の勉強にもなりますね♪
リスク&チャレンジ
私たちは【お茶クレヨン】を製作するために、現在工場とデザイン・仕様を実現できるように、プロジェクトを誠心誠意進めています。 しかしながら、開発中の工程において、デザイン・仕様が一部変更になる可能性もございます。 製造スケジュールについては、プロジェクト終了後3ヶ月後に出荷させていただきます。想定を上回る応援購入の申し込みがあった場合、製造工程上の都合や配送作業に伴う止むを得ない事情によりお届けが遅れる場合がございます。 上記のようにプロジェクトページに記載している内容に変更がある場合は、できるだけ早く活動レポートなどで共有を行っていく予定です。 最後に【お茶クレヨン】を手に取ったみなさまに喜んでもらえるように、チームメンバー一同、心を込めて対応して行きますので、応援よろしくお願いいたします。
【クラウドファンド達成品】お茶クレヨン
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